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クリミア半島はロシアの領土になるのか?

ウクライナクリミア半島をロシアの一部にするかどうかを現地の住民投票で9割以上が賛成した。

なぜこんな事が起こったのだろう?

 

きっかけはウクライナはEUに加盟する予定だったが、当時のヤヌコビッチ大統領がその計画を突然やめたのだ。そのため、EUに加盟したい野党や国民は大反発、大規模なデモとなったのだ。

ヤヌコビッチ氏はロシア寄りの国を目指していて、政策を続けてきた。デモが起きても、ロシアから経済的な支援を約束されたヤヌコビッチ氏はデモ隊排除のため、軍隊を導入し、100人以上の市民が犠牲となった。しかし、デモ隊は市役所等を占拠し、ヤヌコビッチ氏はロシアに亡命したのだ。

 

ウクライナはヤヌコビッチ氏亡命後、新政権を樹立。しかしロシアはこれをクーデターと認識し、クリミア半島に部隊を投入、空港等を掌握した。

クリミア半島はロシア系住民が6割近く住んでおり、ロシア併合の住民投票でも、9割近くが賛成、ロシアはすぐに併合手続きをおえ、クリミア半島はロシアになった。クリミア半島ではロシアに近づきたい、住民が多かったのだ。

 

この併合について世界各国は無効と主張。ロシアに対しての制裁が進められた。

アメリカは制裁をすぐにでも決めたが、欧州各国はロシアとの経済関係が強く、お互いに大きなデメリットが発生するため、経済制裁に対しては慎重に行った。

 

なぜロシアはクリミアが欲しいのか?

クリミア半島にはセバストポリという閉鎖都市があるそこにはロシアの海軍基地があり、黒海に面している最大の海軍港がある。ロシアはウクライナとの取り決めでこの海軍港を使用できていた。しかし、EU寄りの政権の勢力が強くなると軍の駐留が危うくなってしまう。そのためクリミアを何としてでも手に入れたかったと考えられる。

 

ニュースでの放送ではロシアは悪者、西側が正義の様な印象が強い。本当にそうなのだろうか?今回のクリミア併合も強制的に併合した訳ではない。住民投票の結果、9割という高い割合で、住民はロシアの一部になることを希望している。もともとクリミアは旧ソ連の一部で、ウクライナに併合した。そのためロシア系住民が多く、公用語ウクライナ語では無くロシア語だ。

 

国際社会の反応はどう捉えるかはさまざまだと思う。何が正しく、何が間違っているのかが判らなくなる。

ただ国際社会は民主的意識を尊重し、反映していかなくてはならない。そして多くの、考えの物差しが必要だとも考える。

今後のクリミア情勢にこれからも注目していきたいと思う。