世界は3つある?
ニュースでたまに第一世界、や第二世界、第三世界などでてくる。
一体なんの世界なのか?
東西冷戦時代に世界は、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国、いわゆる資本主義陣営の事を西側諸国と呼ぶようになり、ワルシャワ条約機構(WTO)の加盟国、いわゆる共産主義陣営を東側諸国と呼ぶようになった。
画像はWikipedia参照
青が第一世界 赤が第二世界 緑が第三世界
第一世界
資本主義陣営の西側諸国を指す。主に民主的で生活水準が高く、いわゆる先進国を指す。アメリカ、西ヨーロッパ、オーストラリア、極東では日本と韓国、台湾もそうだ。
第二世界
冷戦期のソビエト連邦の勢力圏にあった共産主義国家や社会主義国家にあたる。発展途上国というわけではない。
旧ソ連、東ヨーロッパ、中国など。
第三世界
第一、第二に該当しない国家、主に発展途上国を指す。
アジア、アフリカ、ラテンアメリカなど。
キューバは第二世界に分類されることもある。
第三世界は冷戦時、東西の分類から外れている国家でもある。第三世界の考えから、第一、第二と世界を分けていった。
この3つの世界論は、フランス革命の第三身分になぞらえた概念で、国家の分類は曖昧である。また、後発途上国の事を第四世界と呼ばれる事もある。
日々発展して行く世界経済とグローバル化が進み、インターネットの普及で、コスモポリタニズムの考えが世界で進行して行く中、このイデオロギーの違いで世界を分断する考えは、今後死語となっていくだろう。