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スコットランドはなぜ独立を目指すの?

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ユニオンジャックのデザインは変更されるのか!?

 

最近スコットランドイングランドから独立を目指している。

合併してから約300年経つのになぜ独立をしたいのか疑問に思う。

 

スコットランドグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(イギリス)を構成する一つであり、人口は約520万人が住む。

 

そもそもイギリスとは、イングランドウェールズスコットランド、北部アイルランドの3の王国を吸収合併したものだ。お互いの合意の上で合併したのではなく、力や政策で押さえ込んできた。なのでイギリスはヨーロッパでもテロが多発している国家であり、背景にはこの国家間の民族問題が原因となっている。

 

産業革命の時スコットランドの主要産業は石炭だった。科学、技術の中心地であり、多くの技術者を排出している。例えば電話を発明したグレアム・ベル、蒸気機関車を発明したジェームス・ワット、テレビを発明したジョン・ロジー・ベアードなどはスコットランド生まれである。多くの技術と科学は大英帝国の繁栄と栄光をもたらす原動力となっていた。

1960年に北海油田が開発されると、漁港アバディーンは石油基地として大きな発展を遂げた。石油の埋蔵量はヨーロッパ随一となっていて、この石油がスコットランド独立の理由となっているのだ。

スコットランドに面しているのにも関わらず、この石油の収益はイギリス政府に年間8200億円の税金となって搾取されていて、経済不満と行政的不公平が、大きな動機となっている。人口が少ないスコットランドでは独立したら豊かになる可能性が高いのだ。

こんなヨーロッパの油田をイギリスも手放したくはないだろう。

 

スコットランド独立はイギリスにとっては大きな痛手となる、同じ連合王国を構成する北部アイルランドウェールズにも独立の火種が飛び火しかねないからだ。

ヨーロッパは民族対立が古くから多くあり、多くの民族間の独立運動が活発化し、このスコットランド独立問題は、欧州全体で民族紛争に発展しかねない問題でもあるのだ。