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永世中立国スイス

紛争の無い国スイスは永世中立国です。永世中立国というのはどんな国とも仲良くし、国際連合や国際組織にはいっさい加盟しない国です。

 

スイスは正式にはヘルヴェティア連邦といいます。連邦国家とは多くの自治区が国内にあり、その自治区で法律や税金、教育などを自治区で管理し認め、外交や防衛などは多くの自治区がひとつの国として共同で決めていくのが連邦国家です。

 

スイスはなぜ連邦国家になったかというと、13世紀には3つの州がありました。その当時ハプスブルク家が支配していたオーストリアからの圧政や支配があり、その勢力に対抗するため、3つの州は協力して連邦国家をつくったのです。

 

しかし3つの州はなぜひとつの国をつくらずに連邦というかたちをとったのでしょうか?

今までのヨーロッパでの歴史では力ずくでひとつの国家をつくった場合、人々は不満を持ち、紛争や戦争が起き、混乱と悲劇の果てに滅びていきました。

スイスはその歴史に習い、時間をかけ同じ考えの国を増やしていき、連邦が崩壊しないように、話し合いの機会と時間をかけてきました。今現在スイスにある州は自主的に連邦に加盟してきた州なのです。

 

紛争の原因の多くが民族や言葉、宗教の違いから生まれる差別です。しかしスイスはいろいろな国に囲まれているため国内は4カ国語が使われ、多くの民族が暮らしています。

スイスは言葉を大切にする伝統があるため多くの民族が共存できているのです。

多くの国がこの考えを大切にしていけたら、もっと世界の紛争や差別はなくなることでしょう。